漂白剤を使っても、大丈夫? やめたほうが良い?
使い方をきっちり押さえて、失敗しないお洗濯をしましょう。
01.制服のタグを見て、取り扱い絵表示を確認する
制服についているタグに記載されている取り扱い絵表示を見て、
ご家庭で洗濯ができるかをまずは確認しましょう。
洗濯表示のタグは、制服の裏面についているものがほとんどです。
漂白剤を使う場合は、衣類の素材をしっかり確認します。
毛(ウール)、絹(シルク)、色柄物の衣類を洗う際は特に注意してください。
塩素系漂白剤は絶対に使用しないでください!
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塩素系漂白剤による漂白ができない。
塩素系漂白剤による漂白が可能です。
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塩素系漂白剤による漂白ができる。
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エンソサラシとは、塩素系の漂白剤のことで、市販品では「ハイター」「ブリーチ」等が該当します。
02.利用できる漂白剤を確認する
一般的にご家庭で使われている漂白剤には、大きく4種類あります。
洗いたい衣類の素材や、色柄の有無、汚れの種類によって最適な漂白剤を選んでください。
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塩素系漂白剤
真っ白にしたい衣類に
真っ白な衣類には、非常に効果的です。
漂白作用が非常に強力な為、絶対に色柄ものの衣類には利用しないでください。
洗剤が付着すると、衣類の色が落ちてしまうので取扱いにも注意が必要です。
アルカリ性のため、絹やウールなどのデリケートな素材の衣類には向きません。
例)[花王]ハイター
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液体酸素系漂白剤
色柄物や、セーターやジャケット等デリケートな素材を使った衣類に
漂白効果の他に、消臭効果もあります。
色柄物や、絹やウールなどデリケートな素材を使った衣類に利用できるものが多いです。
例)[ライオン]手間なしブライト、[花王]ワイドハイターEXパワー
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粉末酸素系漂白剤
体操服や、カッターシャツ白くきれいに保ちたいときに
液体よりも洗浄力が強く、より消臭効果も高い洗剤です。
アルカリ性のため、絹やウールなどのデリケートな素材の衣類には向きません。
例)[花王]ワイドハイターEX 粉末タイプ、シャボン玉石けん 酸素系漂白剤
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還元系漂白剤
鉄サビによる汚れ、赤土汚れ、変色した衣類の回復に
「還元系」の漂白剤を使うと、塩素系漂白剤を利用した際に黄色く変色してしまった衣類でも白く戻ることがあります。
色柄ものの衣類に使用した場合、色落ちや変色する恐れがあるので注意してください。
例)[花王]ハイドロハイター
03.洗濯用洗剤と共に、洗濯機に投入する
漂白剤用の投入口がある場合は、そちらに投入します。
無ければ、洗濯用洗剤と一緒に投入します。
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規定の使用量を守る。
漂白剤の入れすぎは生地によくありません。
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長時間つけ置きしない。
生地の傷みや、色落ちの原因になります。洗剤の裏面に書いてある、規定のつけ置き時間を守りましょう。
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熱湯で使わない。
漂白剤は、使用する水の温度が高いほど漂白効果が高まります。
黄ばみなど、頑固な汚れを落とすのには効果的ですが、
色落ちや生地の痛みが心配な衣類にはぬるま湯を使い、短時間で洗うことをオススメします。
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金属が付いた衣類には使用しない。
ファスナーやホック、金属性のボタンなどは、漂白剤の成分によって金属部分や生地の変色が起こる恐れがあります。
漂白剤の使用を避けるか、手洗いをオススメします。
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